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Slack BOTを使って社内匿名ユーザテストの仕組みをつくった話

LINE BOT APIやfacebookのMessanger Bot Storeなど、Bot関連のAPIがメジャーなサービスから立て続けに公開され、BOTというのがバズワードになりつつあります。

 

Slack Botもその中の1つであり、Slackから提供されているBotkitや、Github社製のbot開発フレームワークであるHubotなどを使えば簡単にオリジナルのSlack Botを作って運用することができます。

そんなわけで今回は、このSlack Botを使って社内の制作フローがちょっとだけ便利になるやつを作ってみました。

でん!

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こいつです。名前はバズ子。社内のイラストレータにお願いして顔を描いてもらいました😆

 

このバズ子は何をやってくれるのか?

まず、前提から説明しますと、私たちの会社のクライアントワーク制作では、とにかくバズる(= 話題になる)コンテンツを作ることを目標にしています。

じゃあバズるためにやるべき施策は何があるか?その1つのやり方として、ユーザテストというのが挙げられます。つまり、案件をリリースする前に、その案件のことを全く知らない人に見てもらって反応を伺うということです。

任天堂の宮本さんもよく、肩越しの視線と言って世に公開する前のゲームを社内の知らない人に遊んでもらい、そのプレイしている様子を後ろからじっと観察してブラッシュアップにつなげていた、という話は有名です。

 

この“肩越しの視線”の仕組みをより簡易的に実現できるようにしたのがバズ子の役目です。

 

以下の様なフォーマットで、ユーザテストを実施したいWebサイトのURLと、具体的に聞いてみたいアンケート項目を添えてバズ子に送ることで匿名でのユーザテストを実施することが出来ます。

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(@buzzco: と話しかけるとユーザテストの実施方法を教えてくれる)

 

 

それでは実際に匿名ユーザテストを試してみます。

例えば、 http://hogehoge.com というWebサイトを新しく制作中で、このサイトを見た時のユーザの所感を聞いてみたい、とします。

そんなときはバズ子に対して以下のように話しかけます。

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するとバズ子は0.1秒くらいの早さで軽快なレスポンスを返してくれます。

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このとき裏でやっていることはこんな風になっています。

 

ユーザテストのアンケート内容を受けとったバズ子は、Slackチームにいるメンバーの中からランダムで5名を選び、その5名に対してダイレクトメッセージで同一内容のアンケートを転送します。

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ここで重要なのは、バズ子がどの人に送ったかという情報は、ユーザテストを実施した本人には分からないということです。つまり、ユーザテストに答える人は匿名で答えることになるため、思ったことを率直に言いやすくなります。

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ランダムで選ばれた5名の人には、こんな内容のダイレクトメッセージが届きます。

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匿名なので、思ったことを素直に述べましょう。

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すると、バズ子が伝書鳩のように、受け取った回答をユーザテストの実施者がいるチャンネルに返送してくれます。ここでも誰が答えたかは知らされないので、回答者の匿名性は保たれています。

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と、こんな感じでSlack Bot バズ子にユーザテストをお願いすれば、簡単に匿名でのユーザテストを実施することができ、ブラッシュアップにつなげることができます!

社内でもこのバズ子は徐々に使われ始めてきているため、案件リリース前のブラッシュアップにも少しずつ貢献してくるんじゃないかと思っています。

 

ちなみに今回はGithub社製のBot開発フレームワークであるHubotを使って開発しました。

HubotはSlack Botだけでなく、LINE Botやfacebook messanger bot用にも開発することができるため、一度開発手順を知っておくと便利です。

それでは、良いBotライフを!